あるきっかけから、コナンは安室透のことを「嘘つき」と言います。
では、安室のどこがどのように嘘つきだったのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
なぜ「嘘つき」なのか?

引用:https://ameblo.jp/you-project/entry-11853356534.html
結論から言うと、
コナンに対して意味深な発言(後述)をしたものの、
その発言に反して、安室は公安警察だったからです。
安室透というのも偽名で、本名は降谷零(ふるや れい)でした。
コナンから安室の話を聞いた赤井による調査で明らかになりました。
にもかかわらず、コナンの問いに否定と取れる答えを返したために、
コナンから「嘘つき」と言われることになってしまいました。
「嘘つき」の発端は安室透へのある疑惑から

引用:https://www.youtube.com/watch?v=vzfHoJ1futc
発端となったのは、
エレベーターを待っていた男の子がカウントダウンをしていたことです。
男の子のカウントがゼロになったときの安室の反応から、
コナンは彼に対してある疑惑を持ちました。
「ゼロ」というワードに大きな反応を見せたことに対して、
安室本人は「子供のころのあだ名がゼロだったから」と説明しました。
しかし、「存在しない組織であれ」との意味でつけられた
公安警察の俗称が”ゼロ”だと知っていたコナン。
その後の安室の、休暇で来日(日本の警察にはそう説明している)していた
FBIの捜査官に対する「出て行ってくれませんかね、僕の日本から」という発言と合わせて、
安室は公安警察の人間ではないかとの考えに至りました。
ちなみに、「子供のころのあだ名がゼロだった」という話は本当だった模様。
疑惑について安室透に直接たずねると
引用:http://parabako.blog.fc2.com/blog-entry-21.html?sp
コナンが追う組織の一因の”バーボン”であることが明らかになった安室ですが、
コナンの考えが正しければ彼は
組織への潜入捜査官(わかりやすく言えばスパイ)ということになります。
そこでコナンは安室に直接聞いてみることにしました。
ところが、「敵だよね?悪い奴らの」というコナンの問いに対する安室の答えは、
「君は少々僕のことを誤解しているようだ」という、否定と取れるものでした。
安室は赤井秀一の死に疑問を持ち、本当に死んだのか探っていました。
組織にとっては死んだことになっているFBI捜査官の赤井秀一は、
コナンの策によって実は生きているのですが、
もし安室の口から組織に「赤井は生きている」ことがバレてしまえば、
赤井や周囲の人物に危害が及ぶかもしれません。
安室が公安警察なら事情を話せば味方になってくれるかも思っていたコナンは焦りました。
ベルモットからの盗聴の可能性も否めない

引用:http://legend-anime.com/archives/3541
今回は、安室透がコナンに「嘘つき」と言われた理由についてお話してきました。
そもそもコナンの問いに素直に肯定していれば嘘つき呼ばわりされずに済んだわけですが、
おそらく肯定しなかったのではなく、できなかったのでしょう。
コナンが安室に「敵だよね?悪い奴らの」と尋ねたとき、
安室は赤井の生死調査のために組織の女幹部・ベルモットに赤井の同僚に変装し、
隙を見て本人と入れ替わるよう依頼していました。
ですから、ベルモットは安室側の状況を知るために音声を拾っていたのかもしれません。
そうだとすれば迂闊に悪い奴らの敵だと認めるわけにはいきませんよね。
劇場版『ゼロの執行人』から、安室は正義のためなら違法作業もいとわない
(もちろん違法作業の始末は後できちんとつけている)タイプであることがわかるので、
この程度の「嘘」は日常茶飯事なのかもしれません。