名探偵コナン屈指の名言!ピアノソナタ『月光』殺人事件での経験とは

名探偵コナン屈指の名言!ピアノソナタ『月光』殺人事件での経験とは

「ピアノソナタ『月光』殺人事件」は、アニメ11話で放送されたエピソードです。

また、アニメ放送
1000回を記念した企画で制作陣を新たに
20213月にリブート(再始動)されました。
このエピソードでの経験が、コナンの探偵としてのあり方を変えました。

「ピアノソナタ『月光』殺人事件」での経験からくるコナンの名言

コナンと平次の会話

引用:https://bibi-star.jp/posts/17159

 

アニメ7778話「名家連続変死事件」にて、
事件を起こした犯人を特定したコナンと平次。

犯人の部屋のポットの中身がガソリンになっていたことから、
犯人が自殺を考えていることに気付いたコナンは、
ポットの中身をただの水にすり替えました。

その後、犯人に推理をぶつけると案の定、
ポットのガソリンに火をつけて自殺しようとしましたが、
中身はただの水なので当然火はつきません。

なぜ死なせてくれないのかと泣き崩れる犯人に、
平次は「このまま死なせてあげたほうがよかったのでは?」と言いますが、
そこでコナンが月影島でのことを思い浮かべながら言ったセリフがこちら。

 

「犯人を推理で追い詰めて、みすみす自殺させちまう探偵は…殺人者とかわんねーよ…」

 

たとえ殺人犯だろうと死なせていい理由にはならないし、
死なせてしまったら自分も殺人者と変わらない。

それまでは「推理して真実を暴くこと」ばかり考えていて、
その推理の「結果」はまるで考えていなかったコナンの、
心情の変化がわかるセリフです。

 

「ピアノソナタ『月光』殺人事件」とは?

ピアノソナタ『月光』殺人事件

引用:https://konetatalk.com/2018/03/23/

 

まずは事件の概要から説明しましょう。
探偵としての依頼の手紙をもらった小五郎は、
コナンと蘭を連れて依頼人がいるという「月影島」に向かいます。

ところが、依頼人の麻生圭二はすでに故人であるとのこと。

さらに、小さな島で次々と殺人事件が起こり、
遺体の傍らではベートーヴェンのピアノソナタ『月光』のテープが流れていました。
果たして犯人は誰なのか、そしてピアノソナタ『月光』を流した意味とは?

「ピアノソナタ『月光』殺人事件」でコナンが経験したこと

犯人の自殺を止めようとするコナン

引用:https://numan.tokyo/news/LKzdI

 

コナンの推理で無事事件は解決しましたが、
犯人は自殺を図り火をつけた建物に閉じこもってしまいます。

自殺を止めるべく燃え盛る建物に飛び込んだコナンでしたが、
「もう遅い」「俺の手は血みどろなんだよ」と言われ、
窓から外へ放り出されてしまいました。

結局止めることができず、犯人は自殺してしまいます。
この経験が、今後のコナンの探偵としてのあり方を変える大きなきっかけとなりました。

 

罪は生きて償うべき

自殺を止められなかったことを思い出すコナン

引用:https://conan-kuromaku.info/netabare/11wa-arasuji

 

今回は「ピアノソナタ『月光』殺人事件」での経験と、
そこからくるコナンの心情の変化に伴う名言についてお話してきました。

このエピソード以来、
コナンは犯人の中にひとりも自殺者を出していません

これは、単純にコナンがそうしないようにしているからだけでなく、
作者である青山剛昌先生の「罪は生きて償うべき」という考えがあるからです。

『名探偵コナン』は、罪を犯した人との関わり方も教えてくれています。