私たちの食卓に欠かせないご飯、ご飯があればおかずはいらないよ~と言う人も居るのではないでしょうか?
日本人の主食のご飯の原料のお米はスーパー等店頭で沢山並んでいます。
昔はコシヒカリやササニシキが圧倒的に有名でしたが、新品種が続々登場するのでどんどん生産地が広がり、ユニークな名前の物や袋の絵も可愛らしい絵柄の物が出たりと、時代の流れと共に新しくなっています。
さて沢山の銘柄があるお米の中で美味しいお米って一体どれなんだろう?有名だけど本当に美味しいのかな?という疑問の為に目安となる食味ランキングと言うランキングが毎年発表されているのはご存知ですか?
今回は食味ランキングの内容やランクインした銘柄についてご紹介します!
目次
食味ランキング【2019】で30年度産米が発表!
この米が美味しいよ!という食味ランキング候補の検査対象品種は155産地品種もあります。
産地や品種により様々な特徴があり、粘り気がありもちもちしている、白くてつやぴかが目をひかるもの、あっさりした食感など、沢山の米がスーパーでもずらりと並び迷うほどですよね。
美味しいお米の目安にもなる食味ランキング。
2019年、平成30年度産米の最新版の食味ランキングが2019年、2月27日に発表されました!
食味ランキングとは?歴史や話題性は?
食味ランキングは食べる事、特にご飯好きには有名なランキングです。
食味ランキングは生産農家や消費者にとっても注目度が高いランキングですが、
その歴史はどの位なのでしょうか?
またどの位の話題性があり影響があるのでしょうか?
「食味ランキング」って何?
食味ランキングはタイトルからとても美味しそうなランキングですよね(^O^)
食べ物全体のランキングと思ったらお米のランキングでした!
一般社団法人日本穀物検定協会による良質なコメ作りの推進とコメ消費の拡大が目的で、炊飯したご飯を試食して評価する食味官能試験に基づくランキングです。
まず食味の評価のプロが基準米と比較して評価しそれぞれランク付けをします。
そして基準米である複数産地のコシヒカリのブレンド米と対照の産地品種を比較し、次のように5段階に分けてランク付けをした結果を毎年食味ランキングで発表します。
- 特A´とても良好
- A 良好
- A´ ほぼ同じくらい
- B やや劣る
- B´ 劣る
ご飯を試食…審査員は大変だけど色々なご飯が食べられて少し羨ましい審査方法(笑)
日本人の主食で欠かせないご飯、炊きたてのほかほかご飯があると幸せな気持ちになれますよね。
毎日1食はご飯食の私にとって近年米の消費量が減っているというニュースを聞く度に、信じられない位ですが(^_^.)、ご飯好きの人にとってどのお米が美味しいのかのランキングはとても気になります。
米それぞれに特色があり沢山の米があるし勿論人それぞれ好みがありますが、どの米がおススメなのか知りたい時やお米を買う時にとても参考になるランキングですね。
人それぞれ好みがあるのでランキング外やランクが下の米にも自分に合うお米があると思います^^あくまでランキングは目安としてお気に入りのお米を探してみて下さいね♪
食味ランキングの歴史は?話題性はどのくらいあるの?
ところで食味ランキングはいつから始まり話題性はどの位なのでしょうか?
歴史
昭和47年から始まり、一般社団法人日本穀物検定協会が公式サイトで毎年2月に発表します。
※日本穀物検定協会とは昭和27年発足した農水省や農協とはまた別の公正な第三者検定機関。穀物の検定試験、適性試験、検査や管理など多方面の事業を行っています。
話題性
どのお米が特Aランクなのか生産者も消費者にも注目な食味ランキングは、公式サイトや新聞社でも報道されるので話題性抜群です!
日本人の食生活に欠かせない消費者にとってこれからのお米選びの目安になり、生産者にとっては消費者が実際に食べて美味しいとお気に入りになりリピーターになれば、口コミや売り上げの増加につながるので発表まで緊張感半端ないです(^_^.)
う~ん、消費者にとっては楽しみで美味しいランキングですが、…丹精込めて育てた米がはっきり評価されてしまうし現代はネットやSNS拡散社会なので生産者にとっては凄く怖いランキングですね(+_+)
2019年(30年度)で特Aに輝いた銘柄米は?
2019年発表のランキングには一体どんなお米が特Aランクインしたのでしょうか?
その中でも代表的な銘柄を紹介します!
コシヒカリ!
引用:https://www.amazon.co.jp/
とても有名な銘柄コシヒカリが堂々のランクインです!
大きな存在感を誇るお米の横綱。
福井・福島・新潟を主に全国で生産され作付面積の1/3以上という圧倒的生産量です。
でんぷんの主成分のアミロースとアミノペクチンの絶妙なバランスによる強い粘りとうま味に加え色とつやも申し分ない為美味しいお米と言ったらまずコシヒカリと言われるほどです。
また粒の大きさが均等な為に柔らかい歯ごたえが心地良く米自体で強い味なので、冷やご飯でもおかずなしのご飯だけでも十分美味しいです。
また強い味を持ち濃い味付けにも十分な存在感なのでボリュームある洋食などにばっちりのお米です!
・福島県会津産コシヒカリ[amazon_link asins=’B005XIN2OU’ template=’kaereba’ store=’junbo12080a-22′ marketplace=’JP’ link_id=’e1bd3914-361c-4f13-9788-ea43db211bb7′]
・福井県産コシヒカリ[amazon_link asins=’B00ON7SQY8′ template=’kaereba’ store=’junbo12080a-22′ marketplace=’JP’ link_id=’8f0db6d1-03fb-40f3-bcef-31dee4a157d3′]
・新潟県魚沼産コシヒカリ[amazon_link asins=’B06Y5FQHW6′ template=’kaereba’ store=’junbo12080a-22′ marketplace=’JP’ link_id=’88a35b37-347f-4793-bfab-bdaf79074663′]
ササニシキ!
かつてコシヒカリと並ぶ作付面積の大きさで有名だったササニシキですが、冷害や消費者の好みの変化により生産量が今では作付面積の1%にまで減少。
発祥地宮城を主に少生産の為店頭でもほとんど見かけなくなってしまい入手が難しくなってしまいました。
ですがコシヒカリとは全く違う味に日本料理店を中心に今でも根強い人気です♪
でんぷんのアミロース量がコシヒカリの20%以下に比べてササニシキは20%前半と割合が高い為に、あっさりとした味わいの為に料理を引き立てる存在です。
その為お酢の味が染み透りやすい為に酢飯や、さっぱりした味付けの和食に向いているお米です。またぱらぱらとしているので炒飯や雑炊にもうってつけです。
またアミロース分が多い為血糖値の上昇が緩やかな為に健康を気にされる方にも安心なお米です。
味わいや成分はコシヒカリと対照的なお米ですね!
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あきたこまち!
その名の通り主な生産地が秋田県の名産あきたこまち。小野小町からも名を拝借した通り郵便な名前から優しい味わいのお米です。
コシヒカリの新品種として納得のバランスの良いお米で、もちもちとした粘りある食感が特徴です。
それでいてあっさり味なのでお寿司やお刺身など薄味の和食にぴったりです。
またコシヒカリよりコシが弱いので丼物やおにぎりに最適です。
コシヒカリの魅力を受け継ぎつつ控えめに引き立てるお米ですね^^
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ひとめぼれ!
タイトルから見た目も味も見て食べて恋におち、あなたに一目惚れしました!の恋愛チックな乙女的イメージの可愛らしいお米ですよね。
作付面積も流通量もコシヒカリに次ぐ第2位でポストササニシキの位置づけのひとめぼれ。
コシヒカリの良質な特徴を受け継ぎつつ、コシヒカリほど強くなく、ササニシキやあきたこまちほどさっぱりでもない丁度中間的位置の為に、ほとんどの料理にあう幅広いお米です。
高いレベルの割には低価格の為に飲食店やコンビニにも流通されとても人気が高く、
柔らかい口当たりや味わいの為に高齢者を始めどの年齢層にも幅広く支持されています。
どんな料理とも合わせてくれる寛容さが魅力ですが特に刺身や焼き魚などの和食に向いていて、逆に固い触感が好まれるカレーや酢豚などには向いていません。
オールマイティでタイトル通り一目惚れしてしまうお米ですね^^
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ゆめぴりか!
2009年度から北海道産地で生まれた新ブランドゆめぴりかは、コシヒカリ等と交配して試行錯誤の末生まれました。
まだ新しい歴史ですが高級料亭やファーストクラスにも利用されているリッチなイメージのお米です。
アミロースの量が低い為粘り気や甘みが強く、つやがあり柔らかい食感の為にご飯だけでも十分な存在感の為におにぎりや和洋食、特に濃い味付けの料理にぴったりです。
逆にぱらぱらな触感が大事な炒飯やカレー、パエリアにはやや不向きですね。
コシヒカリと似た特徴のゆめぴりかはボリュームを求めている時におススメです!
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特別注目されたのは魚沼産コシヒカリ!その理由は?
2019年その食味ランキングでは特に魚沼産コシヒカリに注目でした。
何故かと言うと昨年のランキングで魚沼産コシヒカリはAランクへダウンしてしまったんですね…。
原因は2017年は全国的な日照不足により米の生産に大きな影響を及ぼした事による品質の低下。
異常気象がお約束になりつつある最近ですが、2017年は太陽が出ている時間が少なかったんですね…。毎年異常気象なので記憶がすでに朧げ…(+_+)。
それでもAランクは十分な評価なのですが、魚沼産コシヒカリはランキング開始以来ずっと特Aを28年もの長期間維持し続けた絶対王者だったんですね。
それが初めてランクを落としてしまったので、次回は返り咲きとなり王者の意地を見せるかどうか注目されました。
そして2019年度では特Aにランクアップし、見事復活を果たしました!
食味ランキング【2019】30年度産米が発表!特Aに輝いた銘柄は?まとめ
いかがでしたでしょうか?本文をまとめますとこのようになりました。
- 食味ランキング【2019】で30年度産米が発表!
- 食味ランキングとは?歴史や話題性は?
- 食味ランキングって何?
- 食味ランキングの歴史は?話題性はどのくらいあるの?
- 歴史
- 話題性
- 2019年(30年度)で特Aに輝いた銘柄米は?
- コシヒカリ!
- ササニシキ!
- あきたこまち!
- ひとめぼれ!
- ゆめぴりか!
- 特別注目されたのは魚沼産コシヒカリ!その理由は?
- 食味ランキング【2019】30年度産米が発表!特Aに輝いた銘柄は?まとめ
食味ランキングの案内とランクインした代表的なお米の銘柄を紹介しました!
沢山の銘柄がありそれぞれにはっきりした特色がありました^^
勿論この他にも沢山の銘柄があり、まだ著名度はない物の美味しいお米やこれからファンが増えそうな銘柄があるので、是非気になった銘柄のお米を食べてみて下さいね!
また自然との闘いが避けられない生産農家の大変さがつくづく身に沁みます…。
普段よくご飯を食べる人も、あまりご飯を食べなかったり今まで意識していなかった人も、美味しいご飯を食べられるささやかだけど大切な幸せを忘れずに食してくださいね。
それでは、記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!