精油の種類を知って、オリジナルな香りでアロマテラピーを楽しんでみよう!

精油は何百種類もの植物から製造されていると言われており、匂いもさまざまです。アロマテラピー専門店で販売されている精油もたくさんあって迷いがちですよね。はじめての精油は何を購入するか、ブレンドしてみたいけど何が合うかわからない…といった方向けに今回は精油の種類をご紹介します!

精油は7つの匂いに分類されている

たくさんある精油でもひとつひとつ香りが違います。しかしそれぞれの特徴を大きくまとめてみると7つに分類することができます。

1.フローラル系 

ラベンダー・カモミール・ジャスミン・ローズ(ローズオットー/ローズアブソリュート)・ネロリ・ゼラニウム

2.シトラス(柑橘)系 

オレンジスイート・グレープフルーツ・ベルガモット・レモン・レモングラス・マンダリン・メリッサ・シトロネラ

3.ハーブ系 

ローズマリー・クラリセージ・ペパーミント・マジョラム・タイム・フェンネル・バジル・スペアミント・マヌカ・ヤロウ・ラバンサラ

4.ウッディー(樹木)系 

ユーカリ・ティーツリー・シダーウッド・サイプレス・ジュニパーベリー・プチグレン・ローズウッド・ヒノキ

5.スパイス系

ブラックペッパー・コリアンダー・シナモン・ジンジャー・カルダモン・クローブ

6.レジン(樹脂)系

フランキンセンス・ミルラ・ベンゾイン

7.エキゾチック系

イランイラン・サンダルウッド・パチュリー・ベチバー

ひとつの精油の匂いを使用しても構いませんが、アロアテラピー上級者になると精油をブレンドして自分なりの匂いを楽しみます。最初は同じ系統のなかから精油を選んでブレンドをしてみると相性が良く、馴染んだ匂いを楽しむことができます。またこの7つの並び順にも意味があって、隣同士の番号の精油は相性が良く、こちらもブレンドして使用することができます。そこからいくと7のエキゾチック系の精油は戻って1のフローラル系の精油と相性が良くなる、というわけです。ではそれぞれの匂いの特徴を見ていきましょう。

フローラル系

フローラル系の精油はその名の通り、花の匂いがします。多くは花から抽出された精油です。特徴としては、ふわっと軽い、甘く華やかな匂いです。はじめて精油を選ぶときに迷った際はフローラル系の精油からはじめてみてはいかがでしょうか。

シトラス(柑橘)系

シトラス系の精油も人気の匂いです。柑橘の匂いなのでスッキリ頭が冴えるような、爽やかで気持ちを立て直したいときに使いたい精油です。食べ物として馴染みがあるので、こちらもはじめての方向けの精油になります。

ハーブ系

ハーブは料理や飲み物として、普段の生活に馴染みがあるので受け入れやすいと思います。柑橘系同様、スッキリとした匂いですが草花の匂いが強い印象です。嗅ぐ方によっては特徴的な匂いかもしれません。このあたりから匂いの好き嫌いがわかれることも。

ウッディー(樹木)系

ウッディー系は樹木の葉や枝から抽出された精油です。まるで森林のなかにいるような心地よさを感じる匂いです。ウッディー系のなかでも匂いが少し違うものもあります。例えばユーカリやティーツリーは鋭く爽やかな匂いがするのに対し、ヒノキは温かみがあってお風呂の入浴剤として人気があります。

スパイス系

スパイス系は料理の味をグッと引き締めてくれたり、味のアクセントになる調味料として人気があります。いわゆる香辛料ですね。この匂いを嗅ぐと食欲をそそられそうな気持ちにしてくれます。匂い自体は刺激的なものが多いですが、スパイス系の精油のなかでも甘さを感じたり、やさしい匂いのするものもあります。

レジン(樹脂)系

樹脂系の精油は木の樹脂や木部から抽出されており、匂いも独特のものが多いです。甘さが濃厚なものや木の匂いが強めのものもあります。主にハンドクリームにも使われている匂いとしても有名なため、そこまで遠い存在の匂いでもありません。ちなみにフランキンセンスやミルラは『新約聖書』のイエスキリスト誕生物語のなかでイエスに捧げられたことでも有名です。当時は金とほぼ同じ高価で貴重なものだと言われています。

エキゾチック系

エキゾチック系の精油は官能的で異国情緒あふれた、個性的で独特な匂いになります。深い甘みを感じられ、ムードを高められる匂いとして有名です。女性らしさを出させてくれる精油になります。

自分だけの香りを探してみよう

たくさん存在する精油のなかから1本を選ぶことは簡単なようで難しいことかもしれません。最初は好きな香りからはじめてみるべきですが、アロマテラピーを知っていくようになるとお店にはない自分だけの香りを求めていくようになります。自分だけのオリジナルな香りを身に着けることでよりアロマテラピーをもっと楽しめますし、なにより自信がつきます。みなさんも精油を見方にしてどんどんアロマテラピーを楽しんでくださいね!